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シャオミが新スマホ「Xiaomi 14T/14T Pro」発表、国内では第3位のスマホメーカーに
2024年10月11日 00:00
新型スマホ、イヤホンなど発表
発表されたスマートフォンは、Xiaomi Tシリーズの最新型。グローバルでは9月に発表されていた。国内モデルにおけるTシリーズでは初の独Leicaの監修を受けたカメラを搭載する。
Xiaomi 14T Proは256GBモデルが10万9800円、512GBモデルが11万9800円。Xiaomi 14Tは今後、取り扱うキャリアから発表される。
「Xiaomi 14T Pro」は、約6.7インチの有機EL(AMOLED)ディスプレイ(2712×1220)を備えており、最大144Hzのリフレッシュレートに対応する。チップセットは「MediaTek Dimensity 9300+」、メモリーとストレージの組み合わせは、12GB+256GBと12GB+512GBをラインアップする。AI処理に優れたチップセットを搭載し、文字起こし、翻訳などを利用できる。また、グーグルの生成AI「Gemini」を搭載し、指で探したい対象をぐるっと囲うようになぞる「かこって検索」などをサポートする。
「Xiaomi 14T」のチップセットは「MediaTek Dimensity 8300-Ultra」、メモリーとストレージの組み合わせは、12GB+256GB。背面カメラは、約500万画素のメインカメラ(1/1.56インチ、OIS対応、ソニー IMX906センサー搭載)と約5000万画素の望遠カメラ(2倍)、約1200万画素の超広角カメラを搭載する。前面には、約3200万画素のフロントカメラを備える。充電は、ワイヤレス充電と最大67Wの有線充電をサポート。最短50分で1→100%まで充電できる。
国内3位のスマホメーカーに
発表の場には、シャオミ・ジャパンの大沼彰取締役社長が登壇し、シャオミの現状をあらためて語った。
大沼氏は、シャオミがグローバルのスマートフォン市場で、16四半期連続の3位を獲得している実績を紹介し、その好調さをアピールする。
北京などでスマート工場を立ち上げたほか、最先端のモジュール方式などを投入し、毎年1000万台のフラグシップスマートフォンを生産できるなど、スマートフォンの生産に力を入れているという。
一方、IoTデバイスでもその影響力を見せる。大沼氏によれば、世界で8億台のスマートデバイスが利用されている。「革新的なテクノロジー、あらゆる場面に新たなソリューションを提供できる」と語る。このほか、中国では電気自動車「シャオミ SU7」を発売。年末までに12万台の販売を見込む。日本で発売される可能性も「ゼロではない」という。
日本では今年、初めてライカカメラ搭載のフラッグシップモデル「Xiaomi 14 Ultra」を発売。具体的な数値では示されなかったが、想定を上回る反響だったという。民間調査会社のデータによれば2024年第2四半期、国内のスマートフォン市場でもグーグルに次ぐ第3位のポジションを獲得している。
グローバルでは折りたたみ型スマートフォンも発表しているが、日本でのリリースについては市場環境などの観点から今後の検討課題とする旨が示された。同社では8月、家電製品など31製品を発表するなど、スマートフォン以外の販売にも積極的な姿勢を見せる。
ポップアップストア(東京都渋谷区)は来店者からの評価が非常に高いという。加えて顧客接点のひとつとして重要という認識を示しており、11月4日まで延長されることが明かされた。10日にはワイヤレスイヤホンやロボット掃除機、チューナーレスTVなども発表されており、すでに発売されている。