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IIJ、公共機関ユーザー向けに「組織パケットシェア」の提供を開始

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、公共機関専用のモバイルサービス「IIJ公共安全モバイルサービス」の機能を拡充し、「組織パケットシェア」機能を11月1日から提供する。同一契約のデータ通信容量を、組織内の回線で共有して利用できる。

 IIJ公共安全モバイルサービスは、政府が推進する「公共安全モバイルシステム(旧:公共安全LTE(PS-LTE))」に対応した、公共機関専用のモバイルサービス。災害時、消防や警察などの公共機関が、現場情報を確実かつ速やかに共有することを目的としている。

 公共機関向けの専用設備で提供され、災害時優先電話にも対応しているため、一般ユーザーによる設備混雑の影響を回避できる。また、単一の回線契約でNTTドコモ回線とKDDI回線の2回線を使えるマルチキャリアをサポートしている。

 今回提供が始まる「組織パケットシェア」の利用料は、1ユーザーあたり月額1210円。データ通信料は1GBあたり月額242円。たとえば1組織10人で月10GBをシェアする場合の料金は、10人×1210円+10GB×242円=1万4520円となる。

 IIJ公共安全モバイルサービスは2024年4月1日に提供が始まったサービスで、月額1375円(1GB)~で提供されている。