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「日本のiPhoneは世界的に割安」、MM総研が調査報告
2024年9月21日 10:00
MM総研は、世界39の国・地域を対象にiPhoneの販売価格を調査し、その結果を発表した。
同調査は、Appleが9月20日に発売した「iPhone 16」シリーズを中心に、直営ストアの「Apple Store」の価格を比較分析した。
対象モデルは、「iPhone 16」の128GBモデル、「iPhone 16 Plus」の256GBモデル、「iPhone 16 Pro」の512GBモデル、「iPhone 16 Pro Max」の1TBモデル。さらに、2023年9月に発売された「iPhone 15」の128GBモデルと、2022年3月発売の「iPhone SE(第3世代)」の64GBモデルを対象に加え、合計6機種を対象とした。
比較分析には、直販価格に各国通貨と円の為替レートを用いた円換算ベースの金額を用いている。
「iPhone 16」シリーズは最安水準
「iPhone 16」の日本での販売価格は12万4800円で、調査対象の国の中で3番目に安い。最安は中国の11万9980円で、2位はタイの12万4583円。4位は香港の12万5436円、5位はオーストラリアの12万7182円。
日本以外の平均は14万7611円で日本よりも平均で約2万2800円高くなった。また、最高値はトルコの27万829円で、日本の約2.2倍。
「iPhone 16 Plus」の日本での販売価格は15万4800円で、調査対象の国の中で2番目に安い。最安は香港の15万4527円で、3位は台湾の15万8261円、4位は韓国の15万8730円、5位は中国の15万9980円。日本以外の平均は18万6453円で、日本よりも約3万1700円高い。
「iPhone 16 Pro」の日本での価格は24万4800円で、調査対象国の中で3番目に安い。最安は香港の20万1800円、2位は米国の20万2041円、4位は台湾の20万6087円、5位は韓国の21万1640円。日本以外の平均は24万3023円で日本よりも約3万8200円高い。
「iPhone 16 Pro Max」の日本での販売価格は24万9800円で、調査対象の国の中で3番目に安い。最安は香港の24万7255円で、2位は米国の24万8702円、4位は台湾の25万6087円、5位は25万9000円。日本以外の平均は29万9100円で日本よりも4万9300円高い。
モデル | 最安値の国と価格 | 2番目に安い国と価格 | 3番目に安い国と価格 | 日本以外の平均価格 |
iPhone 16 (128GB) | 中国 119,980円 | タイ 124,583円 | 日本 124,800円 | 147,611円 |
iPhone 16 Plus (256GB) | 香港 154,527円 | 日本 154,800円 | 台湾 158,261 | 186,453円 |
iPhone 16 Pro (512GB) | 香港 201,800円 | 米国 202,041円 | 日本 204,800円 | 243,023円 |
iPhone 16 Pro Max (1TB) | 香港 247,255円 | 米国 248,702円 | 日本 249,800円 | 299,100円 |
「iPhone 15」、「iPhone SE(第3世代)」も割安
「iPhone 16」シリーズの発売により、「iPhone 15」が値下げされた。値下げ後の「iPhone 15」(128GB)の国内価格は11万2800円で、「iPhone 16」シリーズ発売前から1万2000円の値下げとなる。値下げにより、日本は調査対象国の中で6番目の安さとなった。
「iPhone 15」(128GB)が最も安いのは中国で10万7980円、2位は香港で10万9073円、3位はタイで11万2083円、4位はフィリピンで11万2475円、5位は台湾で11万2609円。日本以外の平均は12万9535円。
「iPhone SE(第3世代)」は、「iPhone 16」シリーズの発売後も同価格で販売が継続され、国内価格は6万2800円で最安、2位は台湾の6万4783円、3位はオーストラリアの6万5364円、4位は米国の6万6725円、5位は香港の6万7255円となった。日本以外の平均は7万9893円