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「日本のiPhoneは世界的に割安」、MM総研が調査報告

 MM総研は、世界39の国・地域を対象にiPhoneの販売価格を調査し、その結果を発表した。

 同調査は、Appleが9月20日に発売した「iPhone 16」シリーズを中心に、直営ストアの「Apple Store」の価格を比較分析した。

 対象モデルは、「iPhone 16」の128GBモデル、「iPhone 16 Plus」の256GBモデル、「iPhone 16 Pro」の512GBモデル、「iPhone 16 Pro Max」の1TBモデル。さらに、2023年9月に発売された「iPhone 15」の128GBモデルと、2022年3月発売の「iPhone SE(第3世代)」の64GBモデルを対象に加え、合計6機種を対象とした。

 比較分析には、直販価格に各国通貨と円の為替レートを用いた円換算ベースの金額を用いている。

「iPhone 16」シリーズは最安水準

 「iPhone 16」の日本での販売価格は12万4800円で、調査対象の国の中で3番目に安い。最安は中国の11万9980円で、2位はタイの12万4583円。4位は香港の12万5436円、5位はオーストラリアの12万7182円。

 日本以外の平均は14万7611円で日本よりも平均で約2万2800円高くなった。また、最高値はトルコの27万829円で、日本の約2.2倍。

 「iPhone 16 Plus」の日本での販売価格は15万4800円で、調査対象の国の中で2番目に安い。最安は香港の15万4527円で、3位は台湾の15万8261円、4位は韓国の15万8730円、5位は中国の15万9980円。日本以外の平均は18万6453円で、日本よりも約3万1700円高い。

 「iPhone 16 Pro」の日本での価格は24万4800円で、調査対象国の中で3番目に安い。最安は香港の20万1800円、2位は米国の20万2041円、4位は台湾の20万6087円、5位は韓国の21万1640円。日本以外の平均は24万3023円で日本よりも約3万8200円高い。

 「iPhone 16 Pro Max」の日本での販売価格は24万9800円で、調査対象の国の中で3番目に安い。最安は香港の24万7255円で、2位は米国の24万8702円、4位は台湾の25万6087円、5位は25万9000円。日本以外の平均は29万9100円で日本よりも4万9300円高い。

モデル最安値の国と価格2番目に安い国と価格3番目に安い国と価格日本以外の平均価格
iPhone 16
(128GB)
中国
119,980円
タイ
124,583円
日本
124,800円
147,611円
iPhone 16 Plus
(256GB)
香港
154,527円
日本
154,800円
台湾
158,261
186,453円
iPhone 16 Pro
(512GB)
香港
201,800円
米国
202,041円
日本
204,800円
243,023円
iPhone 16 Pro Max
(1TB)
香港
247,255円
米国
248,702円
日本
249,800円
299,100円

「iPhone 15」、「iPhone SE(第3世代)」も割安

 「iPhone 16」シリーズの発売により、「iPhone 15」が値下げされた。値下げ後の「iPhone 15」(128GB)の国内価格は11万2800円で、「iPhone 16」シリーズ発売前から1万2000円の値下げとなる。値下げにより、日本は調査対象国の中で6番目の安さとなった。

 「iPhone 15」(128GB)が最も安いのは中国で10万7980円、2位は香港で10万9073円、3位はタイで11万2083円、4位はフィリピンで11万2475円、5位は台湾で11万2609円。日本以外の平均は12万9535円。

 「iPhone SE(第3世代)」は、「iPhone 16」シリーズの発売後も同価格で販売が継続され、国内価格は6万2800円で最安、2位は台湾の6万4783円、3位はオーストラリアの6万5364円、4位は米国の6万6725円、5位は香港の6万7255円となった。日本以外の平均は7万9893円