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未来の都市はどんなものになる? KDDIと日立、大阪・関西万博での展示内容を発表
2024年8月28日 17:34
いよいよ開催が来年に迫った大阪・関西万博。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2025年4月13日~10月13日の184日間、大阪湾に面する夢洲で開催される。
万博会場は「未来社会の実験場」と見立てられ、「未来社会ショーケース事業」としてさまざまな展示が予定されている。
KDDIと日立製作所は万博に協賛し、人々の生活の視点から“未来の都市”を紹介する。本日28日、両社による展示の内容が発表された。
共同出展事業「未来の都市」について
両社による展示は、2025年日本国際博覧会協会と12の企業・団体による共同出展事業「未来の都市」において、「個者展示」のひとつに位置づけられる。
「未来の都市」のパビリオンは、施設面積が約4800平方メートル、展示面積が約3300メートル。大阪・関西万博の中でも大規模なパビリオンになるという。
外観デザインのコンセプトは「DOUBLE SKIN」。時間帯によって違った表情を見せるエクステリアデザインが採用され、外側の被膜はメッシュスクリーンとなっている。また、ミストが幻想的な雰囲気を醸し出す。
KDDIと日立製作所の展示
KDDIと日立製作所の展示テーマは「Society 5.0と未来の都市」。「未来は自分たちで変えられる」を展示コンセプトとし、「シアターゾーン」「アクションゾーン」によって構成される。
シアターゾーン
シアターゾーンは、来場者120人が一度に入場できるシアター型の施設。2035年に住んでいる設定の子供が登場し、身近なテーマに関するSOSを来場者に提示する。来場者はナビゲーターとともに解決策を考えて選ぶことになる。
ここで体現されているのは、サイバー空間と物理的な空間をITシステムでつなぎ、社会課題の解決に役立てる「サイバーフィジカルシステム」。同じ体験がメタバース上にも構築され、万博の会場外からでも体験できる。
アバターとして散策できる“バーチャル未来の都市”も
KDDIは「未来の都市」の協賛者と協力し、大阪・関西万博の会期中に“バーチャル未来の都市”を構築する。
バーチャルプラットフォーム上に構築され、来場者はアバターとして街を散策できる。未来のテクノロジーに触れたり街の住人と会話したりする体験が用意される予定。詳細は今後発表される。
9月のイベントで紹介
9月3日~4日に開催される「KDDI SUMMIT 2024」におけるセッション「新しいビジネスにつながる発想力をもった未来人財のつくり方~大阪・関西万博で描く未来社会~」の中で、「未来の都市」が紹介される。セッションの時間は、9月3日16時40分~17時40分。
また、9月4日~5日に開催される「Hitachi Social Innovation Forum 2024 JAPAN」では、展示の概要が紹介される予定。