Amazon「Prime Video」のUIがリニューアル

　アマゾン（Amazon）は、プライム会員向けサービス「Prime Video（プライム・ビデオ）」において、ユーザー体験の改善を行ったと発表した。

　今回のアップデートはすでに世界中で展開されており、今後数週間ですべてのユーザーが利用できるようになる予定。

ナビゲーションバー

　ナビゲーションバーの項目が、「ホーム」「映画」「TV番組」「スポーツ」「ライブTV」や各種追加サブスクリプションといった、タイプ別で表示されるようになった。

　また、「Prime」という項目では、プライム会員が追加料金なしで視聴可能なコンテンツを閲覧できる。

　さらに、ナビゲーションバーから直接、契約中の追加チャンネル（アドオンサブスクリプション）の管理や登録ができるようになった。

　米国では、「サブスクリプション」の項目から、100個以上の追加チャンネルを探すことができる。ここでは、すでに登録しているものに加えて、視聴履歴などに基づいたおすすめが表示される。サードパーティのサブスクリプションの割引や特典情報なども集約されている。

ナビゲーションバー周辺の改善

　ナビゲーションバーの下には、コンテンツや特典などについての情報が表示される。ここから直接、コンテンツの再生や購入、サブスクリプションへの登録を行うことができる。

　また、テレビなどでPrime Videoを利用する場合、視聴するものを選ぶあいだに映像コンテンツが再生される。「ライブTV」の項目では、おすすめの24時間放送が自動的に再生される。これはフルスクリーン再生に移行したり、他の放送局を閲覧したりしても継続される。

おすすめ機能の改善とプライム会員特典の明示

　「映画」や「TV番組」の項目内に、生成AIを活用してパーソナライズされたおすすめが表示されるようになった。加えて、国内トップ10、トレンドなどのカテゴリー別にコンテンツを閲覧することも可能。

　各コンテンツの概要は、大規模言語モデル（LLM）を利用して簡素化されている。

　また、プライムおよび追加チャンネルのロゴがカードに表示され、追加料金が必要な場合は黄色のショッピングバッグが表示される。これにより、プライム会員特典に含まれるものと追加料金が必要なものを簡単に識別できるという。