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グーグル、Gemini for Google Workspaceで使えるサイドパネルでのAI機能を発表
2024年5月15日 08:24
グーグルは、5月15日に開催された「Google I/O 2024」で、業務向けサービス「Workspace」向けの生成AI「Gemini」による新機能を発表した。当面は、Workspace LabsとGemini for Workspace Alpha ユーザーが利用できる。
サイドパネルでは、GmailやGoogle ドキュメント、Google スプレッドシートなどで、Geminiとチャットをすることで、内容の要約や分析が可能。作業中の会話やコンテンツの概要が自動的に表示される。
新しいサイドパネルで活用されるGemini 1.5 Proは、より長いコンテキストウィンドウと、より高度な推論を備えており、大規模なデータから正確な応答ができるようになる。サイドパネルでAIを活用できるようにすることで、アプリ画面から離れることなく利用できるのが利点だ。
Gmailで使えるスマートリプライ機能では、ワンタップで、届いたメールやこれまでの会話を読み込み、最適な返信を作成してくれる。
返信内容を細かく指定した場合は、Gmail Q&Aを使ってGeminiとチャットをし、必要な情報を追加できる。Gmail Q&Aは、7月よりスマートフォン向けGmailアプリ、Web版のWorkspace Labsで利用できるようになる。
また、複数のメールに添付されているPDFファイルを認識し、Google ドライブとGoogle スプレッドシートで整理、追跡できる。
スプレッドシートのGeminiを使えば、チャットで質問するだけで、収支の確認も可能となる。
ドライブ内の添付ファイルを整理し、シートを生成してデータ分析を行う機能は、2024年後半にLabsユーザーに展開予定となる。