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「きのこの山」のワイヤレスイヤホン、数量限定で3月26日発売

 明治は同社のお菓子「きのこの山」の形状を再現した「きのこの山ワイヤレスイヤホン」を3月26日12時よりクラウドファンディングサイトのMakuakeにて発売する。価格は2万9800円で3500台の数量限定での販売となる。

 同製品は、2023年7月に明治の公式Xがコンセプトモデルの写真をポストし、9万件以上リポストされるなど話題となった。2023年11月の「KINOTAKE GLOBAL SUMMIT」で製品化が発表され、今月には「類似品がネット通販で販売されている」と同社Webサイトで注意喚起も行なわれていた。

 きのこの山ワイヤレスイヤホンは、名前の通り「きのこの山」の形状を再現したBluetoothワイヤレスイヤホン。充電ケースは「きのこの山」のパッケージを模している。

 イヤホンの重さは約5g、充電ケース込みの重さは約50g。イヤホン側の連続使用時間は6時間で、充電ケースを組み合わせると20時間利用できる。Bluetooth 5.3に対応し、コーデックとしてはSBC、AAC、aptXに対応。発売元は明治、製造元はウェザリー・ジャパン。

 専用のスマホアプリを組み合わせることで、144言語に対応する同時翻訳機能も利用できる。開発にはAI翻訳デバイスを手がけるWooaskが協力している。

 きのこの山ワイヤレスイヤホンも、Wooaskの「M6」を開発のベースとしているが、ダイナミック型のドライバーがM6に比べて大型化しており(10mm)、音質は向上しているという。

 明治では同商品の発売により「当ブランドのおいしさ・楽しさの世界を広げ、世界のお客さまのブランド認知度向上につなげてまいります」としている。成田空港第1ターミナルでは3月26日から4月3日まで、実機展示などのPRを行うポップアップブースが設置される。

明治の相澤部長(左)とゲストの森崎ウィン(右)

 きのこの山ワイヤレスイヤホンの記者発表会は、成田空港のポップアップブースで行われた。

 発表会に登壇した明治のグローバルカカオ事業本部カカオマーケティング部長の相澤幸保氏(きのこの山派)は、「2019年に行われた国民総選挙ではかろうじてきのこの山が勝ったが、最近はたけのこの里に押されている。その中で、2025年に向けてグローバルに総選挙を行うことを計画している。まだきのこの山とたけのこの里、きのたけは国外では認知度が上がっていないが、今回のポップアップブースなどを活用し、もっと世界中にきのたけを知っていただきたい」と今回の施策の狙いを説明した。

翻訳機能を試す森崎ウィン

 発表会のゲストの俳優・アーティストの森崎ウィンは、日本語とミャンマー語、英語の3カ国語を話し、映画「レディ・プレイヤー1」に出演するなどグローバルに活躍しているが、きのこの山ワイヤレスイヤホンの翻訳機能については、「英語は細かいニュアンスで困ることもある。普段の生活では通訳の人がいないので、役に立つ」と語った。

 なお、派閥について記者に問われると、森崎ウィンは「ごめんなさい、たけのこ派です」と明かしつつも、たけのこの里のグッズでどのようなものが欲しいかという問いには「たけのこの里はヘッドホンにチャレンジして欲しい」と強く語った。