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FacebookとInstagramでDMの制限強化、10代対象で保護者向け機能も拡充

 Metaは、同社のSNSであるFacebookとInstagramで10代の利用者を対象にメッセージ機能の制限を厳格化した。

 10代の利用者を対象に、FacebookとInstagramのメッセージ機能でフォローしていない・つながっていないユーザーからのDM(ダイレクトメッセージ)を、デフォルトで受け取らないようになった。送信者が受信者と同じく10代の場合でも同じ制限が適用される。これにより、すでにフォローしたりつながったりしているユーザーとのみにメッセージとグループチャットのやり取りが制限される。16歳未満もしくは18歳未満が対象で、国により異なる。Messengerでも同様に、Facebookの友達や電話帳に登録されている人とのみ利用できるようになる。

 また、ペアレンタルコントロールツールを利用している場合、10代の子供が上記のDMの設定やアカウントを公開・非公開設定を変更しようとすると、保護者にはそれを承認するか却下するかの通知が送られるようになった。これにより、子供は安全に関わる設定を独断で変更できなくなる。

 同社では今後、10代のユーザーを対象にすでにつながっている相手からのメッセージでも受信者が望まない、または不適切な画像を送られる可能性がある場合に備えた機能の追加を予定しており、2024年後半に発表するとしている。