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アプリ経由で価値あるつながりを、みんなの銀行が新サービス「Circle」で目指す世界

 みんなの銀行は15日、新サービスとして「Circle(サークル)」を発表した。さまざまな事業者との連携により、「みんなの銀行」アプリを通じて情報や特典を提供する。提供開始日は12月19日。

 報道陣向けの発表会には永吉健一取締役頭取が登壇し、サービス提供の背景などを語った。

永吉氏

 Circleでは、「みんなの銀行」アプリから提携事業者のサービスにアクセスすることで、情報や特典を手軽に受け取れる。

 提携事業者の例としては、カーシェアリング「タイムズカー」を提供するタイムズモビリティや、外国為替サービス「Revolut(レボリュート)」を手掛けるREVOLUT TECHNOLOGIES JAPANが挙げられる。

サービス開始時のカテゴリーと提携事業者
資産運用・保険
  • 三井住友海上プライマリー生命保険
  • 大和コネクト証券
  • イーデザイン損害保険
  • 外為どっとコム
  • ファンズ
ライフスタイル
  • ピーステックラボ
  • タイムズモビリティ
トラベル
  • REVOLUT TECHNOLOGIES JAPAN
  • 令和トラベル
  • KabuK Style
ラーニング
  • ユーザベース

 開業当初から、デジタルネイティブ世代をターゲットにプロダクトづくりやマーケティングに取り組んできたみんなの銀行。80万以上の口座保有者のうち、7割がデジタルネイティブ世代に当たるという。

 みんなの銀行は、法定通貨としての日本円だけではなく、暗号資産などさまざまな“価値があるもの”が普及した世界を見据える。そうした“価値”を仲介するプラットフォームを目指すというミッションのもと、今回のCircleが発表された。

 Circleのコンセプトは「日常生活の充実や将来に向けた自己実現のきっかけが見つかる場」。金融サービスにとどまらない幅広いジャンルのサービスに対して特典を加え、新たな発見や価値をユーザーに提供する。

 永吉氏は「こうした取り組みは誰もやったことがなく、やってみて見えてくるものもたくさんある」とコメント。Circle内における提携事業者のカテゴリー追加など、今後の機能拡充に意欲を見せた。