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JALグローバルクラブ会員制度を24年1月にリニューアル、生涯実績ポイントで6段階の新プログラムに――povoの特典も提供予定
2023年11月14日 18:24
日本航空は、JALグローバルクラブ(JGC)を24年1月にリニューアルし、新たに6つのグレードを備えた「JAL Life Status プログラム」を開始すると発表した。JGCは同プログラムの上位グレードに内包されるかたちとなるほか、JGC入会基準が変更されるほかJALマイレージバンクのFLY ON ポイントとの紐付けがされなくなる。
JGC入会基準の変更
現行のJGC入会基準は、JALマイレージバンク(JMB)会員が年間(1月1日~12月31日)の搭乗実績に基づいて積算されるポイント(FLY ON ポイント、FOP)や搭乗回数が一定基準に達した際に入会できる。
24年1月の改正後は、JMBのステータスは基準から外れ、新たに制定される「JAL Life Status プログラム」で積算される生涯ポイント(Life Statusポイント)が1500ポイント以上となると入会できるようになる。
なお、入会にはJALカードのCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナカードのいずれかの保有が必要になる。
現行基準でのJGC入会は、23年1月1日~12月31日までの搭乗実績で達成した24年度の資格までとなる。
新しい「Life Statusポイント」
新しく制定される「Life Statusポイント」は、JAL航空便の利用以外にもJALカードやJAL Pay、ECサイトのJAL Mallの利用でも積算される。
たとえば、JAL国内線の利用では1回の搭乗につき5ポイント、国際線は区間マイルが1000マイルで5ポイント積算される。JALカードやJAL Pay、JAL Mallでは、サービスの利用ごとに積算されるマイル(航空便のものとは別)が積算され、このマイルが一定基準を超えるごとにポイントが積算される。
これらによって積算されるLife Statusポイントは、生涯実績ポイントとして積算されるため、年度ごとにリセットされず生涯にわたって貯まり続けることとなる。
なお、24年1月のプログラム開始以前の航空便搭乗実績もLife Statusポイントとして積算されるという。24年1月中旬頃に、国内線は生涯搭乗回数、国際線は生涯マイルの実績に基づき自動で換算される。
たとえば、JGC入会基準をJAL国内線利用のみで満たそうとする場合、累計300搭乗することで入会基準を満たせるようになる。
プログラムの6つのグレード
先述のポイントを積算し、一定以上のポイントをためると6つのグレードが与えられ、グレードに応じた特典が利用できるようになる。
達成ポイント数とグレードは順に、250ポイントで「JMB elite」、500ポイントで「JMB elite plus」、1500ポイントで「JGC Three Star」、3000ポイントで「JGC Four Star」、6000ポイントで「JGC Five Star」、1万2000ポイントで「JGC Six Star」が獲得できる。
特典は、すべてのグレードで「モバイル通信データの無料提供」や「タクシー利用時の割引」、「JALパックツアー割引クーポン」が進呈されるほか、サクララウンジ利用クーポンが「JMB elite」で年2回、「JMB elite plus」で年6回進呈される。
JGCが冠された「JGC Three Star」以上のグレード会員には、予約/搭乗時の優先サービスやラウンジサービス、受託手荷物無料許容量の優待、優先返却、ボーナスマイル特典が提供される。また、国際航空連合「ワンワールド」のエリートステータス「サファイア」が提供される
上位グレードほど特典内容が充実し、最高位の「JGC Six Star」では、サクララウンジの同行家族人数無制限やマイル有効期限の無期限化、家族へのマイル継承、家族のJGC本会員への招待、無料空港宅配サービスなどが提供される。
なお、提携社特典の例として、タクシー配車アプリのUberやGOのほか、KDDIのオンライン専用ブランド「povo」のブランドが挙げられている。
これらの特典は、2024年春頃より順次提供される。