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楽天市場で年末特集サイトが11月公開、手土産やご褒美需要に期待

 楽天グループは、ECサイト「楽天市場」で年末のお歳暮・クリスマスシーズンに向けた特集サイトを11月1日に公開する。Webサイト公開に先駆けて2023年のお歳暮・クリスマスギフトのトレンド予測が発表された。

 楽天市場では、お歳暮とクリスマス市場のトレンドを予測。それぞれ「自家/手土産需要」と「自分へのご褒美」がトレンドを牽引するとしている。背景には新型コロナウイルス禍が明けたことによる、年末の過ごし方の変化などがあるという。

みんなで楽しめる商品が人気か

 2023年の年末は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行して最初の年末。親族などと過ごす時間が増えるとみられることから、家庭の中で楽しめる商品をお歳暮として購入する「自家需要」の増加を見込む。あわせて帰省や忘年会などの再開により「手土産需要」の拡大も予測されている。

 家庭で楽しめる定番商品の鍋セットなども用意しつつ、日常的に楽しめる冷凍食品・レトルト食品の詰め合わせなどにも注目が集まる。3000円以下の「プチギフト」の人気が高まる傾向にあるといい、ブランド洋菓子の詰め合わせ、親族同士などで楽しめる酒類も伸びると見られる。

「自分へのご褒美」がトレンドに

 一方のクリスマス需要では、円安や物価高による日ごろの節約志向や大手企業中心としたボーナスの上昇傾向などから「ご褒美需要」が高まるとして、趣味や日々の暮らしで使う品が選ばれる傾向が高まる可能性がある。

 同社によれば、2022年の楽天市場のクリスマス関連商品の自宅送付は2019年比でおよそ1.6倍と伸びており、自分自身のために商品を購入する人が増えていることがうかがえる。

 また、2022年の楽天市場におけるお歳暮の流通規模は、2019年比で1.9倍、クリスマスギフトは同じく約3倍の伸びを見せており、お歳暮とクリスマスギフトのそれぞれの購入先の選択肢としてECサイトが認知されつつあると認識を示した。