ニュース

「LINE Pay」、本人確認前でも送金が可能になる新機能

 LINE Payは、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」において、「LINE Payライト残高」を導入すると発表した。サービス開始は9月下旬ごろ。

既存サービスとの違い

 今まで、LINE Payユーザーは本人確認をしてからのみ残高の送金・送付をすることができた。「LINE Payライト残高」の導入により、ユーザーは本人確認前でも残高の送金・送付が可能になる。本人確認前であれば、自動でサービスが切り替わる仕組みになっているため、ユーザーが新たに手続きを行う必要はない。

「LINE Payライト残高」でできること

 ユーザーは、いつでもどこでも、手数料なしで残高の送金および受け取りをすることができる。1円単位での利用が可能。また、LINE Payで行われた残高のやり取りは、履歴が残るようになっている。

送金の手順

 まず、残高を送りたいLINEの友だちとのトークを選択する。メッセージ入力画面にある「+」ボタンをタップしたのち、「送金」ボタンをタップする。

 そして、「送金・送付」ボタンをタップし、送りたい金額とメッセージ画像を指定する。最後に、画面下にある「送金・送付」ボタンをタップすると、送金完了となる。

 LINE Payアカウントを持っていない友だちにも残高の送金は可能だが、残高を利用するにはアカウントの登録が必要。

利用できる機能

 ユーザーが「LINE Payライト残高」で利用できる機能には制限がある。たとえば、残高の送金・送付は可能だが、上限は月10万円となっている。

 残高はLINE Pay加盟店やPayPayの加盟店、Visa(タッチ支払い・オンライン)の決済で利用することができるが、出金は不可となっている。また、入金は送金および送付でのみ可能で、コンビニや銀行口座からはチャージすることができない。

 LINE Pay上で本人確認を行えば、それらの機能も利用できるようになる。

導入は9月下旬

 「LINE Payライト残高」は、LINE ver13.15.0以降で利用できるサービスとなっている。LINE ver.を更新すると、LINE Payの[残高詳細]に「LINE Payライト残高」の表示が加わる。サービス開始後には、「LINE Pay」のLINE公式アカウントからお知らせが送られることになっている。