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Googleアカウント、2年使われていないアカウントを順次削除へ

グーグル、2年間使用されていないアカウントを削除する方針

 グーグル(Google)は、2年間使用されていないGoogleアカウントを、順次削除する方針を発表した。アカウントの削除は、12月から順次実施される。

 グーグルでは、乗っ取りやフィッシング詐欺などからユーザーを守るためにさまざまな技術や機能に投資してきたとする一方で、長期間アカウントが使われていない場合、侵害を受ける可能性が高いと指摘。

 漏洩している古いパスワードが使われていたり、2要素認証が設定されていなかったり、ユーザーによるセキュリティ項目が少ないため、スパム行為に対して脆弱になっているという。アカウントが侵害されると、個人情報が盗まれたり、望ましくない/悪意のあるコンテンツの媒介を助けてしまうなど、あらゆる用途に使用される可能性がある。

 これらを踏まえ、非アクティブなアカウントを「2年間使われていないもの」に変更し、2年間使用されていない場合、アカウントとコンテンツの内容を削除する場合があるという方針が示された。

 アカウントの削除については、十分な注意を払いつつ慎重に展開して行くとし、12月から「作成されてから2度と使用されなかったアカウント」から順次削除していく。

 なお、この方針は個人アカウントのみ適用され、学校や企業などの組織アカウントには影響しない。アカウント削除の対象となったアカウントには、アカウントと回復用メールアドレス宛に削除までの数カ月間にわたり複数の通知が送信される。