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Googleマップで偽情報を防ぐための取り組みとは

 グーグル(Google)は、3月31日に公開した同社公式ブログ「The Keyword」のエントリーで、Googleマップに投稿される不正なコンテンツを防ぐための同社による取り組みを紹介した。

 代表的な施策は「不正行為のパターンを早く見つける」「不正画像の削除」という2つ。まず、不正行為の早期発見については、2022年、機械学習モデルの大幅アップデートが実施された。これにより「.design」「.top」で終わるビジネスプロフィールが急増していることを検出するなど、不正利用の傾向を特定することに成功したという。

 また、店舗などの情報に投稿される写真に対し、詐欺の電話番号を重ねて表示する、といった不正行為もあった。これについては、画像の上に重ねられた数字を発見できる機械学習モデルを新たに導入。公開前に検出してブロックできるようにした。

 2022年には、1億1500万件以上のポリシー違反のレビューをブロックもしくは削除したという。これは2021年と比べ20%多いもの。また、不鮮明だったり、低品質だったりしたコンテンツ、あるいはGoogleのポリシーに反する2億以上の写真、700万以上の動画がブロック、または削除された。

 一方で、Googleマップに対する不正を続けようとする試みについては、偽のビジネスプロフィールを作成しようとした動きを2000万件検出して阻止した。これも2021年より800万件増えた。