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ドコモとサムスン、標準必須特許のライセンス契約を締結

 NTTドコモは、サムスン電子と、5Gを含むドコモの標準必須特許のライセンス契約を締結した。契約には、サムスンからドコモに対するライセンス料の支払いも含まれる。

 標準必須特許とは、標準規格に準拠した製品を製造・販売するうえで、特許権者からライセンスを受けなければ特許権の侵害を回避できない特許のことを指す。

 ドコモでは、より高度で快適なモバイル通信環境の実現に向け、W-CDMAやLTE/LTE-Advanced、5Gや6Gなどの研究開発成果に関して特許出願を推進。移動通信サービスに必須となる特許を、約1万件保有している。

 また、移動通信技術に関連するドコモの標準必須特許のライセンスを受けている企業は、個別契約・特許プールでのライセンスを含めて80社以上にのぼるという。

 同社では、移動通信技術の研究開発および標準化を推進するとともに、標準必須特許のライセンス活動も進めていくとしている。