ニュース

600万点以上の模倣品を排除するAmazon、「ブランドプロテクションレポート」公開

 アマゾン(Amazon)は4日、最新の「ブランドプロテクションレポート」を公開した。同レポートでは、悪質な業者や模倣品などを排除するための取り組みが紹介されている。

 「ブランドプロテクションレポート」の発刊は、今年が3回目。今回のレポートは23ページにわたるもので、4つの主要なセクションとして「堅牢で積極的な防止策」「ブランドを保護する強力なツール」「悪質業者に対する法的責任の追及」「お客様の保護と啓発活動」が設けられている。

 Amazonでは、新規の販売事業者の審査にあたって、ビデオチャットによる身元確認を実施。悪質な業者による新規出品アカウント開設を事前に阻止した件数は、2022年では80万件以上となった。2020年の600万件、2021年の250万件からは減少している。

 また、Amazonの模倣品犯罪対策チーム(Counterfeit Crimes Unit)が米国、英国、欧州(EU)、中国で提訴・告発した犯罪の件数は、2022年では1300件以上となった。同社は600万点以上の模倣品を突き止めて“適切に”処理したとしており、今後も模倣品の撲滅に取り組むとしている。