ドコモ、エイベックス通信放送を子会社化

　NTTドコモは、エイベックス通信放送を子会社化することを決定した。

　ドコモは、エイベックス・デジタルが保有するエイベックス通信放送の株式をすべて譲り受ける。これにより、株式追加取得後のドコモの持分比率は、現在の30％から100％になる。効力発生日は2023年1月の予定となっている。

　ドコモは2009年4月、エイベックス・デジタルと、合弁会社としてエイベックス通信放送を設立。映像サービス「dTV」などを提供してきた。今回の子会社化により、意思決定のスピードアップにつなげ、映像事業の強化を図るという。

　ドコモは5月、決算説明会において2022年度にスマートライフ事業へ注力する方針を表明。同社代表取締役社長の井伊基之氏は、6月の本誌インタビューにおいてオリジナルの映像コンテンツ制作を進める方針などを語っていた。