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クアルコムとアドビが協業強化、スマホやPC、XRで

15日(現地時間)、クアルコムのイベント「Snapdragon Summit」で発表された

 クアルコム子会社のクアルコムテクノロジーズ(Qualcomm Technologies)とアドビ(Adobe)は、Snapdragonを搭載するデバイス向けのソフトウェアに関して、協力関係を拡大すると発表した。スマートフォンやタブレット、パソコン、XRといった分野が対象になる。

 取り組みの一貫として、Snapdragonを搭載するWindowsパソコン向けに、すでに提供済み「Photoshop」と「Lightroom」に加えて、「Fresco」「Acrobat」をはじめとした、「Adobe Creative Cloud」製品をネイティブに利用できるようになる。

 アドビのAIエンジン「Adobe Sensei」と、クアルコムのAIエンジンがSnapdragon搭載パソコン向け提供されることで、超解像、背景除去などのパフォーマンス向上が見込まれている。

 XR関連では、コンテンツ制作のワークフロー実現が図られる。クリエイターは、VR/MRヘッドセットやARグラスなどに向けたコンテンツ制作で、空間を意識した没入型のストーリー・体験を作成できるようになる。

 両社では、Snapdragon搭載のAndroidスマートフォン向けに、よりプレミアムな体験の提供を目指すとのことで、アドビのARオーサリング・パブリッシングアプリ「Adobe Aero」をSnapdragon搭載のプレミアムスマートフォン向けに提供する。