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クアルコム、ハイエンドなスマートウォッチにも搭載できる新型モデムチップ「Snapdragon X35」を発表

 米クアルコム(Qualcomm)は、世界初の5G NR-Light Modem-RF Systemである「Snapdragon X35」を発表した。

 Snapdragon X35には、消費電力の大幅な削減、5Gカバレッジの強化、遅延の低減、バッテリー寿命の延長、アップリンク速度の向上を目的としたテクノロジーが搭載されている。

 Snapdragon X35を搭載したデバイスは、従来よりも小さく、コスト効率が高く、バッテリー寿命が長くなる。そのため、高速モバイルブロードバンドデバイスと超低帯域幅NB-IoTデバイスの間の複雑さと機能のギャップを埋めることができる。

 Snapdragon X35は、5Gをハイエンドなスマートウォッチ、次世代XRグラス、産業用IoT など、新たなユースケースに拡張する。コストの削減により、最終的に、デバイスメーカーが5Gネットワークへの迅速に移行することを可能にする。

 Snapdragon X35およびX32の顧客サンプリングは2023年前半に開始され、商用モバイルデバイスは2024年前半までに発売されるという。