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ソフトバンクG、次回の決算説明会は孫正義氏のプレゼン/質疑なしに――「アームの将来に集中」

 ソフトバンクグループは、11月11日に実施する決算説明会で、代表取締役会長 兼 社長執行役員の孫正義氏による業績の説明がないと発表した。質疑にも出席しない。

 当日は、長年、孫氏とともにソフトバンクグループをリードしている取締役専務執行役員CFO兼CISOの後藤芳光氏が説明する。

 11日には、2023年3月期(2022年度)第2四半期の業績が発表される。8月に発表された第1四半期の業績では、3兆円を超える赤字が計上されている。四半期ごとの報道・証券関係者向け説明会では、これまで、孫氏が業績を紹介するプレゼンテーションのパートに加え、長時間の質疑応答を担当してきた。孫氏の説明は、わかりやすさを追求し、その時々の同氏の考えや熱意、その目がとらえた未来の姿など、四半期や年度の業績だけにとらわれない内容が特徴だった。

 今回、孫氏ではなく後藤氏が説明をすることについて、ソフトバンクグループでは、「後藤はCFOとして、四半期業績や会社全体の業績や戦略について話すのにふさわしい立場にあり、この度決算プレゼンテーションをすることとなりました。これにより孫はアームの将来の成長に関連するビジネスに集中することができるようになります」とコメント。

 ただし、第3四半期以降の説明会がどうなるか、その形態はまだ決まっていないとのこと。

 また、11日の説明会冒頭で挨拶が予定されている通り、孫氏の健康上の問題はないという。説明会は、11日16時半からネットでも同社Webサイトで中継される。