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総務省がNTT西に指導、8月の通信障害で

 総務省は30日、NTT西日本を文書で指導した。指導の内容は、8月25日に発生した通信障害に関するもの。

 9月26日に総務省がNTT西日本から受け取った事故報告書によれば、8月25日8時57分~14時44分の5時間47分にわたり、NTT西日本のインターネット通信に障害が発生。影響を受けた利用者数は、約211万人と推計されている。

 障害の原因になったのは、「機器ベンダーとの情報共有体制の不備」。これにより、NTT西日本の伝送装置における保守ネットワークの構成が不適切なものになり、障害の発生につながったという。

 総務省はNTT西日本に対し、機器ベンダーとの連携強化や、再発防止策の徹底などを求めている。また、対策の具体的な実施状況を定期的に報告するよう指導している。