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シャオミの人型ロボット「CyberOne」、二足歩行・会話・セルフィーを披露

 Xiaomi(シャオミ)は、二足歩行する人型ロボット「CyberOne」を開発し、8月11日に中国で開催した新製品発表会でデモを行った。

Xiaomiが開発した人型ロボット「CyberOne」

 デモでは、Xiaomiの創業者で会長の雷軍(Lei Jun)氏の呼びかけに応じた「CyberOne」が、歩きながら聴衆に自己紹介を行った。同氏に花を手渡し会話を交わし、カンフーのポーズを披露した後、「Xiaomi MIX Fold 2」を使ったセルフィーに応じた。

【発表会でのデモの様子】

 「CyberOne」は、人型の腕と脚を備え、二足歩行に必要な姿勢をとれる。エンジントルクは最大300Nmで、人間の感情を検出する能力や、現実世界を3次元仮想化する機能を備える。

 身長は177cm、体重(重さ)は52kg。広げた両腕の幅は168cmで成人に近い。四足歩行するロボットと比べて、二足歩行の人型ロボットは機械的にとても複雑で、より強力なモーターや、より自由な角度での動きや、複雑なアルゴリズムが求められる。CyberOneは、最大で21の自由度の動きをサポートし、それぞれの動作で0.5ミリ秒の応答速度を実現しているという。

 Xiaomiは、CyberOneの上肢の柔軟性を確保するために、最大30Nmの出力が可能な重さ500gのモーターを開発した。CyberOneは片手で重さ1.5kgまでのモノを持てる。

 CyberOneは、Xiaomiが開発した空間認識モジュール「Mi-Sense」とAIアルゴリズムを組み合わせて3D空間を認識する。さらに、個人の識別やジェスチャー、表情などを検出できる。同ロボットが認識できる環境音は85種類、人間の感情は45分類で、悲しい時にはユーザーを慰めてくれるという。

 同社では、CyberOneの開発で培った技術を、今後さらに多くのXiaomi製品に適用する。