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クアルコムと米GFが半導体に関する長期契約、2028年まで

 米クアルコム・テクノロジーズ(Qualcomm Technologies)と米グローバルファウンドリーズ(GlobalFoundries、GF)は、それぞれの子会社が締結していた半導体に関する製造契約を延長することを発表した。半導体メーカーであるGFは、米国拠点での半導体製造などにより、クアルコムを2028年までサポートする。

 クアルコムによれば、GFやフォード・モーター・カンパニーなどが共同で主催したCEOサミットにおいて、今回の長期契約が発表された。同サミットには半導体関連の企業のCEOに加えて米政府関係者らも出席したとされ、国家・経済安全保障における半導体の国内製造の重要性が強調されたという。

 米国では、同国内での半導体製造を支援する目的の「CHIPS・科学法(CHIPS and Science Act)」が可決されており、今回の長期契約もそれを受けたもの。

 GFは今後、ニューヨーク州北部の半導体製造施設を拡張し、半導体の供給能力の向上を図っていくとしている。