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Google マップ、出発や到着を自動通知する新機能

自転車ルートの詳細情報を表示も可能に

 米グーグル(Google)は、Google マップに追加する新機能を公式ブログで紹介した。

世界中のランドマークで「Immersive view」を提供

 「Immersive view」は、AIと何十億枚もの高精細なストリートビュー画像、衛星写真、航空写真を組み合わせて生成するもので、タイムスライダー機能を使うと、異なる時間帯や天気でも確認できる。

Immersive view

 東京スカイツリー、ニューヨークのエンパイアステートビル、ロンドンのビッグ・ベンなど全世界の100近くのランドマークが同ビューに対応する。Google マップ上で対応するランドマークを検索した後、「写真」セクションに表示される。

自転車ルートでより詳しい情報が確認可能に

 気候が暖かくなってきたことに加えて、ガソリン価格が上昇していること、人々がより持続可能な交通手段を選択するようになったことで、過去数ヶ月間の間に、サイクリングをする人が世界中で40%以上増えたという。

 新しい自転車ルート情報では、経路の標高に加えて、自動車の渋滞予測、階段や急な坂が含まれるかどうかを事前に確認できる。また、ルート全体の詳細情報を確認できるため、幹線道路を選ぶべきか、ローカルな道路を選ぶべきかを一目で把握できる。

「駅に着いたら連絡」を通知可能に

 Google マップは、事前に設定することで待ち合わせする友人や家族と現在地を共有できる。

 この機能を拡張し、家や駅などあらかじめ設定した住所に到着したり、設定した集合場所から離れたりした場合に、位置情報を共有している相手に通知を送ることができる。

現在地の共有はいつでも無効にできる

 Google マップの現在地共有機能は、プライバシーに配慮して設計・提供されており、位置情報の共有をいつでも解除できるほか、相手をブロックできる。また、現在地の共有が有効になっていることは、アプリの通知だけでなく、メールなどで定期的に通知される。

 Googleの公式ブログの紹介によると、通知は1回のみまたは、到着/出発の都度、毎回の通知を選べる。

 「Immersive view」と現在地共有に関する機能は、Android、iOS、デスクトップのGoogle マップで世界中に提供されている。また、自転車ルートの詳細情報は、同機能が利用できる数百の都市で、数週間以内に利用可能となる。