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ドコモとサイバーエージェント、デジタル広告・販促で新会社設立へ

 NTTドコモとサイバーエージェントは、Web広告の新会社「Prism Partner」を10月に設立することで合意した。

 Prism Partnerでは、ドコモとサイバーエージェントの両社が持つ強みを生かした広告に関する事業を展開する。具体的には、ドコモの保有するサービス利用情報などの会員基盤データやオンライン・オフラインデータをもとに広告を配信する、ドコモのターゲティング広告商材を販売。このほか、dポイントを活用した購買行動促進、購買の効果分析を一貫して行えるドコモのデジタル販促広告商品を開発支援・販売する。

 加えて、ドコモの持つ会員情報やアプリ利用傾向に関するデータなどを活用する、アプリ事業者向けのドコモの広告商品の開発支援・販売も行う。サイバーエージェントが提供するダイナミックリターゲティング広告「Dynalyst」を連携させ、ゲームを中心とした新たな切り口でのターゲィング広告の提供を目指す。

 2021年の日本国内のインターネット広告費は2兆7052億円と、はじめてテレビ、ラジオ、新聞、雑誌を上回った。デジタル販売促進市場も2024年には2500億円規模に拡大すると見られている。Prism Partnerは、2022年10月の設立が予定されており、資本金は5億5000万円(資本準備金2億7500万円含む)。出資比率はドコモが51%、サイバーエージェントが49%となっている。