ニュース

PayPayカードで信用情報の「誤登録」、最大約29万人に影響

現在は修正済み

 PayPayカードは、クレジットカード「PayPayカード」や旧「Yahoo! JAPAN カード」ユーザーの信用情報について、過去の情報を誤って信用情報機関に登録していたと発表した。情報は5月13日時点で正しい情報が登録されているという。

対象者は最大28万9873人

 誤登録の発生日は4月17日で、4月17日~5月2日の期間に指定信用情報機関のCICに誤った情報が登録されていた。ほかの事業者の与信判断に影響が生じた可能性のあるユーザー数は、すでに解約したユーザーを含め28万9873人にのぼる。

 対象のユーザーには、メールや書面で案内を順次送付するとしている。また、ユーザーが今回の誤登録で影響があったかどうか確認できる照会ページを用意している。

ほかのクレジットカードやローン、割賦審査に影響

 携帯電話会社やクレジットカード会社、銀行などの金融機関では、契約審査の中に「指定信用情報機関」に登録されているユーザーの客観的な取引事実(信用履歴、クレジットヒストリー)を照会し、契約審査に活かされている。

 たとえば、カードやローンの支払いが長期間滞った場合、その情報が一定期間記録される。この情報の一部はカード入会時やローン審査の際に、カード会社を通じて照会され、審査に悪影響を与える可能性がある。

 誤登録があった期間中に、ほかのクレジットカードの入会申し込みや端末を割賦で購入することがあった場合、今回の誤登録が影響を与えている可能性がある。

 なお、PayPayカードの誤登録は現在修正されているとのことだが、期間中にほかの契約を申し込んだ情報など、他社の情報は修正されない。