グーグルから「Pixel Watch」、今秋発表へ

　グーグルは、スマートウォッチ「Pixel Watch」を今秋発売する。

　12日（日本時間）に開催された同社イベント「Google I/O」で明らかにされた。同イベントでは、Pixel Watchが紹介される前に、AndroidやPixelシリーズのハードウェアだけではなく、グーグルの機械学習技術、検索技術など、さまざまな分野について新たな取り組みが発表されていたが、それらのプレゼンテーションを担当したスタッフの腕には、丸い時計が装着された状態となっていた。

　グーグルにとって、初めてハードとソフトの両方を手掛けるスマートウォッチとなり、Pixel 7シリーズと同時に登場する予定。

　時計としては円形で、クラウンを備える。リサイクル素材のステンレススチールを採用し、カスタマイズ可能なバンドを楽しめる。

　すべてタップ操作と音声入力ができるように設計される。Googleマップを使えば、スマートフォンなしで道案内を利用できる。

　また新しい「Google Wallet（日本での提供時期は未定）」により、財布なしでもキャッシュレスで支払いもできるという。

　WearOS用の新しいGoogle Homeアプリにより、スマートホーム機器と連携。電気を消したり、サーモスタットを調節したり、玄関に人や荷物があれば通知を受け取ったりできる。

　また、グーグルが買収したFitbitとの深い連携も特徴のひとつになる。

　Pixel Watchの機能のひとつという位置づけで、継続的な心拍数、体温、睡眠のトラッキングを実現。ユーザーの健康状態について情報を得られる。

　スポーツする際の活動量も計測できる。

　今後数カ月の間に、さらなる詳細が開示されるという。