グーグルのフルワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」7月発売、ANCや空間オーディオ対応も

　グーグルは、フルワイヤレスイヤホンの新製品「Pixel Buds Pro」を発表した。日本では、同時に発表された「Pixel 6a」と同じく7月28日に発売される。価格は2万3800円。

　「Pixel Buds Pro」では、アクティブノイズキャンセリング（ANC）をサポート。幅広い周波数帯のノイズを低減できるよう、新たに設計されたカスタムオーディオプロセサーとともに設計されている。

　そのオーディオプロセッサーは6コアで、グーグル開発のアルゴリズムを、社内のオーディオエンジニアリングチームがチューニングした。

　ニューラル・プロセッシング・エンジンにより、外部の音を極めて、遅延を抑えてリアルタイムでキャンセルしてくれるという。

　音漏れを補正する新しいサイレントシール技術も用いられており、キャンセルされるノイズの量を最大化。同社では「臨場感あふれるサウンドを楽しめる」とアピールする。

　ANCの一方で、周囲の音を聞こえるようにするトランスペアレンシーモード（外音取り込み機能）も搭載される。

　カスタムオーディオチップは、電力消費の効率化も図られているとのことで、Pixel Buds Proの音楽再生時間は最大11時間。

　このほか、ハンズフリーでGoogleアシスタントを呼び出して、道案内や、40カ国以上のリアルタイム翻訳も対応できる。

　マルチポイント接続対応で、スマートフォンとノートパソコンに繋がりつつ、スマートフォンで音楽を聞いているときにパソコン側でビデオ通話が始めれば、自動的に切り替わる。

　今年後半には、Pixel buds Proでは、アップデートにより、空間オーディオをサポートする予定という。

　このほか、もしPixel Buds Proを紛失したときも「Find My Device」で探す機能もある。