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「Android 13」、最初のベータ版がリリース

 グーグルは、Androidの次期バージョンとなる「Android 13」のベータ版を発表した。

 これまでの開発者プレビュー版における新機能が含まれるほか、新しいアクセス権などが導入されている。

ベータ版の新機能

 これまでは、アプリがローカルストレージの共有メディアファイルを読み取る場合、すべての種類のメディアファイルへのアクセス権として「READ_EXTERNAL_STORAGE」を要求する必要があった。

 今回導入された新しいアクセス権では、ファイルの種類によってアクセス権が分かれるしくみ。アクセス権として、「READ_MEDIA_IMAGES(画像用)」「READ_MEDIA_VIDEO(動画用)」「READ_MEDIA_AUDIO(オーディオ用)」の3つが紹介されている。

 また、オーディオルーティングAPIの改善なども実施された。グーグルは、5月に開催される「Google I/O」で、さらに多くの情報を発表すると案内している。

タイムラインなど

 これまでに発表されたAndroid 13の開発者向けプレビューは、Pixel 6 Pro、Pixel 6、Pixel 5a 5G、Pixel 5、Pixel 4a (5G)、Pixel 4a、Pixel 4 XL、Pixel 4で利用できる。

 すでに開発者プレビューをインストールしている場合、今回および今後のベータ版に関するアップデートも自動で受け取れる。5月には、ベータ版第2弾の提供が予定されている。

 Android 13は、6月のベータ版第3弾から安定化バージョンになる予定。その後、7月に予定されているベータ版第4弾を経て、最終的にAndroid 13がオープンソース版およびエコシステム向けにリリースされる。