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グーグル、サイバーセキュリティのマンディアントを6000億円超で買収へ

 グーグルは、サイバーセキュリティ企業のマンディアントを54億ドル(約6250億円)で買収すると発表した。マンディアントは今後、Google Cloudのチームに参加する予定という。

 サイバーセキュリティのリスクが増加する中、マンディアントの買収により、Google Cloudで提供しているセキュリティサービスを強化していく狙い。クラウドとオンプレミス環境全体でより優れた機能を備えるE2Eセキュリティサービスを提供できるようになるとしている。

 Google Cloudのトーマス・クリアン氏は、サイバーセキュリティはかつてないほどの難題に直面していると指摘。マンディアントがGoogle Cloudに加わることでセキュリティとアドバイザリーサービスをさらに強化し、ユーザーがセキュリティの課題に対処できるよう支援するとした。

 マンディアント CEOのケビン・マンディア氏は「マンディアント創業以来の使命は、最新の脅威からユーザーを守ること。そのために、Google Cloudと手を組むことを大変嬉しく思っている。我々は共に、専門知識とインテリジェンスを大規模に提供し、セキュリティ業界を変えていく」とコメントを寄せた。

 今回の買収は、マンディアントの株主及び規制当局の承認を取得の上、2022年後半の完了を見込んでいる。