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元米連邦通信委員長、楽天シンフォニーの社外取締役に

 楽天シンフォニーは、4月1日付けで同社の社外取締役に元米連邦通信委員会(以下「FCC」)委員長のアジット・パイ氏が就任することを発表した。楽天グループの代表取締役会長兼社長である三木谷浩史らとともに、楽天シンフォニーの事業を監督する。

 パイ氏は、FCCの委員を経てトランプ元米国大統領からFCC委員長に任命され、約10年間に渡りFCCに在籍した。

 米国において5G普及を推進するための包括的な戦略である「5G FAST Plan」を実行し、商用無線用に新たな周波数の解放や無線インフラ構築の促進に必要な規制改革を行うなど、次世代無線ネットワークとサービスにおけるイノベーションと投資の促進に携わってきた。

 パイ氏は、「モバイルネットワークの設計や構築、展開において、長年に渡り存在していた障壁を打破しようとする楽天のビジョンに、以前から感銘を受けていました。楽天シンフォニーは、Open RAN、ネットワークの自動化、ネットワークの迅速な展開において業界をけん引しており、消費者や企業に提供する通信サービスを再定義する競争機会をもたらすユニークな立場にいる企業だと考えています」とコメントしている。