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TikTok、「ステマ」疑惑に謝罪

 バイトダンスは、インフルエンサーに対価を支払って投稿を依頼していたことについて、「多くの皆様に不信を招いたことを深くお詫びする」と謝罪する文書を発表した。同社では、広告表記が不要と判断していたという。

 発表によれば、2019年7月~2021年12月末、のべ20名のTwitterインフルエンサーへ対価を支払って投稿を依頼していた。広告表記が必要とされる商品・サービスの宣伝ではなく、TikTok内のコンテンツの周知を図ることが目的だったため、広告表記は不要と捉えていたという。

 同社では「本施策は法令に抵触しないとはいえ、結果として皆様に誤認をさせる可能性があり、不信感を持たせてしまうこととなりました」と説明。またTwitterインフルエンサーとのやり取りでは、バイトダンス担当者の身分開示などで誤解を招きかねない対応があったという。

 謝罪とともに、今後、組織体制の見直しや社内ルールの整備、外部の知見の取り入れなど再発防止や、透明性の向上などに取り組む。