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y.u mobileが通話定額を値下げ、22年1月に

 Y.U-mobileは、MVNO型の携帯電話サービス「y.u mobile」で、2022年1月に通話定額サービスを値下げする。本誌インタビューに応えた代表取締役の鹿瀬島礼氏が明らかにした。

鹿瀬島氏

 2022年1月に予定される値下げ後の料金は、通話定額が月額1400円、10分かけ放題が550円になるという。既存サービスのユーザーは自動的に値下げ後の料金が適用される。詳細は近日あらためて発表される見込み。どちらも専用アプリを使い、自動的にプレフィックス番号が適用される。

競合に負けない価格設定、内容充実へ

 ヤマダホールディングスとUSEN-NEXT HOLDINGSの合弁会社であるY.U-mobileは、2020年3月に「y.u mobile」をスタート。現在の料金プランは月額1070円/5GBの「シングル」、月額2970円で10GB、そして映像配信サービスのU-NEXTも利用できる「シングル U-NEXT、1契約で複数枚のSIMを利用でき月額4170円/20GB、なおかつU-NEXTも利用できる「シェア U-NEXT」の3種類。

 通話サービスについては、通常22円/30秒のところ、専用アプリを使うことで11円/30秒になる「ベーシック」や、月額858円の「10分かけ放題」、月額2970円の「無制限かけ放題」がラインアップされていた。

 一方、競合のMVNOではIIJmioが月額1400円、イオンモバイルが月額1650円、OCN モバイル ONEが月額1430円といった料金で、通話定額を提供している。

 また通話1回あたり10分、話し放題となるサービスについては、同等のサービスであるIIJmioの月額700円、イオンモバイルの月額935円、OCN モバイル ONEの月額935円と比べ、割安な値付けとなる。

 鹿瀬島氏は、本誌インタビューで、「これまでの料金は原価を受けたものだがやはり、交渉がうまくいき、値下げすることになった」と説明。特に10分かけ放題について、業界最安になるのでは、との見立てを示した上で「10分かけ放題でお客さまに満足していただけると思っている」と述べ、ユーザーニーズとしては完全かけ放題よりも大きいと説明。「y.u mobile自体の知名度はまだまだ」(鹿瀬島氏)として、新たな競争軸というよりも、サービス内容を充実させてユーザーに伝えたいと語った。

 鹿瀬島氏へのより詳細なインタビューは、近日、追ってお届けする予定だ。