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ドコモら5社、8Kライブ伝送システムの実証実験に成功 医療やスポーツなどで活用見込み

 NTTドコモ、NHKテクノロジーズ、アストロデザイン、LiveU Japan、三信電気は、2020年4月より調査・実験を進めていたモバイル型映像中継ソリューション「LiveU」を利用した8Kライブ伝送システムの実証実験に成功したと発表した。

 8Kライブ伝送システムは、同システム専用8Kカメラ「AA-4814-B」、4Kライブ伝送システム「LU800」(フィールドユニット)とモバイルネットワーク、および「LU4000」(デコーダーユニット)、 「映像補正装置」で構成されている。

 「映像補正装置」は、アストロデザインが新たに開発したもので、各LiveUユニット間に発生する受信タイミングの違いをリアルタイムに補正することが可能となっている。

 同実験において、モバイルネットワークである4G・5G回線を利用し、都内各所から途切れの無い8K映像伝送が可能なことが実証された。

 今後、同システムを通じて、生中継・エンターテイメント・医療・監視など、さまざまな分野で8K高精細映像のより一層の活用が期待されるほか、可搬性や5Gの高速大容量通信を活かして、車両などで移動しながら8Kライブ伝送を実現でき、マラソンなどのスポーツシーンでの活用も見込まれるという。