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シャオミ、Redmi Note 11シリーズを中国で発表
「Redmi Watch 2」や「Redmi Buds 3 Lite」の発表も
2021年11月2日 00:00
シャオミは、Redmi Note 11シリーズ(Redmi Note 11 5G、Redmi Note 11 Pro、Redmi Note 11 Pro+)を10月28日に中国で発表した。
特徴として、シリーズ全体で充電機能が刷新。「Redmi Note 11 5G」で33W、「Redmi Note 11 Pro」で67W、「Redmi Note 11 Pro+」で120Wの急速充電に対応する。
Redmi Note 11 Pro+
Redmiシリーズでは初となる120Wの充電に対応。デュアルチャージポンプとMTWテクノロジーを採用し、Mi-FCテクノロジーとあわせて、4500mAhのバッテリーを15分で100%まで充電できるという。
ディスプレイは、120Hzのリフレッシュレートと360HzのタッチサンプリングレートのAMOLEDディスプレイ。
360°環境光センサー、DCI-P3、読書モード、太陽光ディスプレイを搭載する。
カメラ機能については、108MPのイメージングシステムを搭載。メインカメラには1/1.52のSamsung HM2センサーを採用。2.1μmの大型ピクセルを提供する9-in-1ピクセルビニング技術をサポートする。
また、デュアルネイティブISOにより、低照度環境下でもノイズを抑えた画像を撮影できるほか、108MPの画像を直接出力でき、多くのディテールを保持したまま画像編集ができるという。
そして、視野角120度の8MPのウルトラワイドカメラや、2MPテレマクロレンズを備える。
サウンド機能については、JBLのデュアルシンメトリカルステレオスピーカーを採用。最大振幅0.65mmの1115スーパーリニアスピーカーを2基搭載し、左右のずれがない音場を実現しているという。また、ドルビーアトモスでは、その空間性とステレオ性がさらに向上するという。
チップセットは、MediaTekの最新プロセッサ「Dimensity 920」を搭載。同チップセットの搭載は、スマートフォンとしては初となる。
TSMC社による6nmプロセス、ARM Cortex-A78、Mali-G68コアを搭載したこのチップセットは、最大周波数2.5GHzを実現し、50万以上のAnTuTuスコアを獲得しているという。
また、チップセットの性能を安定して維持するために、グラファイト、銅箔、サーマルジェルなどの放熱素材を組み合わせたLiquidCoolテクノロジーを搭載する。デバイス全体の放熱面積は1万2600mm²で、デバイス本体の熱源をカバーしているという。
本体は、両面をガラスで囲んだフラットエッジデザインを採用。前面はGorilla Glass 5を使用し、背面のガラスにはアンチグレアのマット仕上げが施されている。
カラーは、ミステリアスブラック、フォレストグリーン、タイムレスパープルの3色をラインアップする。また、特別限定モデル「YIBO DESIGN」もあわせて販売される。
このモデルは、RedmiのブランドアンバサダーWang Yibo氏とのコラボレーションでデザインされたもの。世界初のホログラフィックサスペンション製造プロセスを採用し、背面の表面にミクロンレベルのRedmiロゴが浮かびあがるようになっているという。
また、この限定モデルには、オートレースのトラックにインスパイアされたレーシングストリップのセットと、Wang Yibo氏の蛍光グリーンのサインが付いているという。
多機能NFCに対応するほか、3.5mmヘッドフォンジャック、X軸リニアモーター、側面指紋センサーを搭載する。
RAMとROMのバリエーションは、6GB/128GB、8GB/128GB、8GB/256GBの3種類が用意されており、価格はそれぞれ1999人民元、2199人民元、2399人民元となっている。
また、「Redmi Note 11 Pro+ YIBO DESIGN edition(8GB/256GB)」は、2699人民元で販売されるという。
Redmi Note 11 Pro
バッテリーを長持ちさせることを優先し、5160mAhのバッテリーを搭載。激しく使用しても丸1日持つほか、67Wの急速充電を使用すると43分で満充電となるという。
ディスプレイは、「Redmi Note 11 Pro+」と同じく120Hzのリフレッシュレートと360HzのタッチサンプリングレートのAMOLEDディスプレイ。
1.75mmのサイドベゼルと2.96mmのセルフィードットカメラを備える。
カメラとサウンド機能は「Redmi Note 11 Pro+」と同じ。
チップセットも「Dimensity 920」を搭載するほか、LiquidCoolテクノロジーを採用する。
本体デザインも同じく、両面をガラスで囲んだフラットエッジデザインを採用する。
厚さは6.81mmで、カラーはミステリアスブラック、フォレストグリーン、タイムレスパープル、ミルキーウェイブルー(グロッシー)の4色を展開。
多機能NFCに対応するほか、3.5mmヘッドフォンジャック、X軸リニアモーター、側面指紋センサーを搭載する。
RAMとROMのバリエーションは、6GB/128GB、8GB/128GB、8GB/256GBの3種類が用意されており、価格はそれぞれ1799人民元、1999人民元、2199人民元となっている。
Redmi Note 11 5G
チップセットに39万超えのAnTuTuスコアを獲得した「Dimensity 810 5G」を採用。
デュアル5G SIMに対応するほか、33Wの急速充電と5000mAhのバッテリーを搭載。充電速度は前世代の約2倍で、62分で満充電となる。
ディスプレイは、90Hzのリフレッシュスクリーン。
128GBのストレージやデュアルステレオスピーカー、X軸リニアモーター、IRブラスター、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載するほか、IP53の防水防塵機能に対応する。
カラーは、ミステリアスブラック、ミルキーウェイブルー、ミントグリーンの3色。RAMとROMのバリエーションは、4GB/128GB、6GB/128GB、8GB/128GB、8GB/256GBの4種類をラインアップし、価格は1199人民元、1299人民元、1499人民元、1699人民元。
「Redmi Watch 2」や「Redmi Buds 3 Lite」の発表も
シャオミは、Redmi Note 11シリーズにあわせて、スマートウォッチ「Redmi Watch 2」とワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 3 Lite」を発表した。
Redmi Watch 2
「Redmi Watch 2」は、重さ31gのスマートウォッチ。フレームカラーはブルー、ブラック、アイボリーの3色、ストラップカラーはオリーブ、ブラウン、ピンクの3色をラインアップ。
ディスプレイは、1.6インチの大型AMOLEDディスプレイを搭載。63.7%の画面対身体比率を実現しているほか、超薄型ベゼルデザインを採用しているという。
ユーザーは、100種類以上のウォッチフェイスや常時表示のディスプレイを選択でき、時計をカスタマイズできる。
また、GPS、GLONASS、Galileo、BeiDouに対応した新しい独立型衛星測位システムを搭載するほか、17種類のプロフェッショナルワークアウトを含む、117種類のフィットネスモードをサポートしている。
さらに、専門的なアルゴリズムを用いて心拍数、トレーニング時間、消費カロリーを詳細にモニター・分析し、ワークアウトの効率を高めるほか、SpO2検出や睡眠モニタリングなどのヘルストラッキング機能を搭載し、ユーザーの健康に関する総合的な指標を提供するという。
そのほか、低消費電力チップセットとバッテリー管理アルゴリズムで最大12日間の待受を実現に加えて、マグネット式充電器、多機能NFC、5ATM防水、XiaoAi AIアシスタントを搭載。
価格は、399人民元。中国では11月11日に発売される。
Redmi Buds 3 Lite
「Redmi Buds 3 Lite」は、インイヤー型でキャットイヤーデザインを採用したワイヤレスイヤホン。
コンパクトな丸型充電ケースを採用。握りやすく、Type-C充電とタッチコントロールボタンにより、より良い充電と操作性を実現しているという。
Bluetooth 5.2による接続性と、充電ケースを装着した状態で最大18時間の連続使用が可能だという。
価格は99人民元で、中国ではすでに発売されている。