ニュース

米アストロパッド、iPadをWindowsのサブディスプレイとして使えるように

 米Astropad(アストロパッド)は、同社製品「Luna Display」が、新たにWindowsに対応したことを発表した。これにより、同製品(USB-CモデルもしくはHDMIモデル)のユーザーは、iPadをWindowsパソコンのサブディスプレイとして使えるようになった。

「Luna Display」について

 「Luna Display」は、もともとmacOS向けに開発された製品で、iPadをサブディスプレイとして使えるようにするためのものだった。

 しかし、アップルが2019年6月に、macOS Catalina向けの新機能として「Sidecar(サイドカー)」を発表。「Luna Display」の機能と競合する機能の登場により、「Luna Display」ではWindowsへの対応が進められていた。

 Astropadの公式ブログでは”Windows Journey(Windowsへの道のり)“と題して進捗状況が報告されていたが、今回正式に対応が発表されたかたちとなる。

Windows環境で使うための条件

 既存の「Luna Display(USB-Cモデル)」のユーザーは、アプリを最新のバージョン(5.0)にアップデートすると、iPadをWindowsパソコンのサブディスプレイとして利用できるようになる。

 Windowsで「Luna Display」を使用する際のシステム要件は、iPadOS 12.1以降を搭載したiPadと、バージョン1809以降のWindows 10(64ビット)を搭載したパソコン。通信環境としては、802.11nのWi-Fiか有線接続が推奨されている。

海外での販売情報

 ドングル状のハードウェアユニットとアプリケーションへのアクセス権がセットになった「Luna Display」は、129.99ドル(約1万4900円)で販売中。

 ハードウェアユニットは、USB-Cモデル(Mac&Windows対応)、Mini DisplayPortモデル(Mac対応)、HDMIモデル(Windows対応)の3種類が用意されている。