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OPPOとシャープ間の特許紛争、クロスライセンス契約締結で終結

 OPPOとシャープは、両社の通信技術の特許を含み、それぞれの端末製品の販売をカバーするグローバルな特許クロスライセンス契約を締結したことを発表した。また、同契約の締結にあわせて、両社間の訴訟も取り下げられた。

 両社間の特許関連訴訟紛争は、2020年より世界各地で展開されていた。両社によると、クロスライセンス契約と訴訟取り下げは、それぞれの特許ポートフォリオの価値を認めることに繋がるという。

 本件に対して、シャープの常務執行役員で研究開発事業本部長の種谷元隆氏は、「OPPOと今回の契約締結に至ったことは、両社の知的財産権の価値を尊重した結果」としたうえで、「シャープの特許ポートフォリオの価値を改めて証明するものとして、歓迎している」と述べた。

 また、OPPOの知的財産部シニア・ディレクターのAdler Feng氏は、「両社が世界各地で展開していた特許紛争を友好的に解決した結果に満足している」としたうえで、「今回のクロスライセンス契約は、OPPOの知的財産の強さを改めて示すものだ」と述べている。