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ドコモ、デュアルカメラ搭載で5G対応の「らくらくスマートフォン F-52B」

 NTTドコモは、Androidスマートフォン「らくらくスマートフォン F-52B」を発表した。シニア層をメインターゲットとして想定する。2022年2月以降に発売予定。

「らくらくスマートフォン F-52B」について

 「らくらくスマートフォン F-52B」は、2022年8月で10周年を迎える「らくらくスマートフォン」シリーズの最新モデル。

 昨年9月発売の先代モデルF-41Aに比べると、ほぼ同じ大きさながらディスプレイがわずかに大きくなり、指紋認証センサーやデュアルカメラなどの機能強化が図られている。

 その一方でホームボタンを備える基本デザインなどはこれまでの「らくらくスマートフォン」シリーズを踏襲。ホーム画面もAndroidのバージョンに合わせて作り替えられているが、UIデザインはほぼ同じで、従来モデルから乗り換えたユーザーもまったく戸惑うことなく、そのまま使えるようにデザインされている。

 タッチ操作は、感圧センサーによる押し込み操作とクリック感を再現する「らくらくタッチパネル」に引き続き対応している。

先代モデルからパワーアップ

 先代モデルの「らくらくスマートフォン F-42A」と同サイズでありながら、新たに5Gに対応したほか、ディスプレイも4.7インチから5.0インチへと大型化した。

 ディスプレイ解像度は1980×1080ピクセルのフルHD+。また、バッテリー容量も2110mAhから3400mAhへアップしている。その一方で本体のサイズ感は先代モデルからほとんど変わっていない。

シリーズ初のデュアルカメラと指紋センサー

 アウトカメラは、「らくらくスマートフォン」シリーズ初となるデュアルカメラ。至近距離に強いマクロ撮影に対応しているほか、AIが撮影をサポートする「AIシーン認識」「らくらくAIベストショット」といった機能を備える。画素数は通常カメラが1310万画素、マクロカメラが190万画素。

 また、指紋センサーもシリーズで初めて搭載した。ホームボタン兼用で、スピーディーにロック解除できる。従来モデルではホームボタンにはアイコンがプリントされていたが、本モデルではホームボタン部は無地になっている。

 指紋センサー内蔵のホームボタンはメカニカルボタンになっていて、消灯状態から押し込むだけで、点灯とロック解除ができる。

 また、ロック画面には任意のアプリのアイコンを配置することができ、そのアイコンをタップしてから指紋認証すると、そのアプリを直接起動できる。こちらはQRコード決済アプリなどでの利用を想定しているが、d払い以外の決済アプリも登録できる。

多彩な機能に加えて丸洗いにも対応

 そのほか、使い方をサポートする「らくらくコンシェルジュ」や、詐欺サイトから身を守る「フィッシング詐欺警告機能」、マスク着用時の声を聞こえやすくする「マスク通話モード」などが利用可能。東北大学の川島隆太教授が監修した「みんなで脳力 ストレッチング」で、脳トレも楽しめる。

 なお、端末は泡タイプのハンドソープで丸洗いできるだけでなく、アルコールによる除菌にも対応している。カラーはピンク、ネイビー、ホワイトの3種類をラインアップする。

 端末にSIMロックはかかっておらず、ahamoでも利用できる。5Gに対応していて、5Gの受信最大1.9Gbps、4Gの受信最大694Mbps。