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ビデオ通話アプリ「mmhmm OOO」、iPhoneとiPadOS向けに提供開始

相手と同じ空間にいる感覚でビデオ通話ができる

 Evernoteの創業者、フィル・リービン氏が率いる「All Turtles」は、iOS、iPadOS用のビデオ通話アプリ「mmhmm OOO」をリリースした。同アプリは、App Storeにて無料でダウンロードできる。

 通常のビデオ会議アプリでは、インカメラで自分の映像か、アウトカメラで自分から見える風景のどちらかを選んで相手に見せることになるが、「mmhmm OOO」では、アウトカメラで自分から見える風景を背景に、インカメラも同時に使ってリアルタイムで自分の映像を同じ画面上で相手と共有できる。同機能は、iPhone XSシリーズ以降および、iPad Pro第3世代以降で利用できる。

 公式ブログによると「OOO」は、「Out of office(オフィスから外出中)」の頭文字から来ているという。

 背景として表示する映像のソースは、自分のインまたはアウトカメラ、相手のインカメラ、バーチャル背景を設定する「ルーム」の中から選べる。「ルーム」で選べるバーチャル背景は、学校の教室、オーロラ、南国のビーチなどの静止画だけではなく、窓の外で雪が降っている室内や、水中で魚のイラストが動く動画なども設定できる。

「ルーム」に設定できる背景

 このほか、自分の姿を非表示に、ペンを使った落書き、モザイク、モノトーンなどのエフェクト、透明度の切り替え、自分または相手の大きさの拡大縮小などが簡単に操作できる。

 同社では、iOSとiPadOS以外のプラットフォームにも同アプリを開発し、「mmhmm」のデスクトップアプリと一緒に使える機能も追加する予定。