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ソフトバンクと九州大学、LPガス容器の配送最適化の共同研究

 ソフトバンクと九州大学は、AIやIoTを活用したLPガス容器の配送最適化に関するフィールドテストを、LPガス販売事業などを手掛けるアイエスジーの協力のもと、9月20日から実施する。

 フィールドテストに先立ち、ソフトバンクと九州大学は、2020年5月からLPガス容器の配送最適化に関する共同研究を実施している。

 共同研究の内容として、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所(MI研究所)の数理計算インテリジェント社会実装推進部門が「ガスの残量予測モデル」と「配送計画・ルート策定モデル」の2つのAIモデルを作成し、ソフトバンクがこれらのAIモデルを活用したLPガス容器の配送最適化を可能にするシステムを開発し、検証している。

 今回のフィールドテストは、これまでの共同研究の結果を実際の配送現場で検証するために実施される。

3者の役割
  • 九州大学:AIモデルの開発
  • ソフトバンク:AIモデルを活用したLPガス容器の配送最適化システムの開発
  • アイエスジー:LPガス業界やガス容器の配送業務などの知識の提供、実験フィールドの提供

 ソフトバンクは、フィールドテストを含む共同研究の結果をもとにシステムを改善し、来春をめどにLPガス容器の配送最適化サービスの実用化を目指すとしている。