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IIJ、FOMA終了に伴う影響を案内、NichePhone-S 4Gなど音声通話不能に

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、NTTドコモの3Gサービス(FOMA)終了による、IIJmioサービスへの影響について案内を掲出した。

端末によってはネットワーク使用不能に

 ドコモでは、同社の3Gサービスを2026年3月末までに終了する予定としておりこれに伴い、2022年1月以降、2GHz帯と800MHz帯(FOMAプラスエリア)が利用できる一部の3Gエリアを段階的に800MHz帯のみに変更する。

 これにより、IIJが提供する対象のサービスのユーザーは、3G端末やFOMAプラスエリア非対応の4G端末を利用している場合、2GHz帯の停波後にFOMAプラスエリアのみとなった際、音声通話やデータ通信が利用できなくなる場合がある。

 また、IIJが販売した端末のうち、「NichePhone-S 4G」は。4G端末であるもののVoLTE非対応のためFOMA終了後は音声通話が利用できなくなる。

 加えて、中古端末として販売したN-07Eは、3G端末のため、FOMA終了後は音声通話とデータ通信がともに利用できなくなると案内している。

ドコモ網利用のすべてのSIMに影響

 影響を受けるIIJサービスは、ミニマムスタートプラン、ライトスタートプラン(eSIM ベータ版含む)、ファミリーシェアプラン、ケータイプラン、ギガプラン。

 また、eSIMサービスのデータプラン ゼロ、IIJmio IoTサービスのいちねんプラン、上り高速プラン、IIJmioプリペイドパックのJapan Travel SIM for Unlocked phoneとJapan Travel SIM。

 BIC SIM(タイプD)を含むドコモ網を使用するすべてのSIMカードが対象で、KDDI網を使用するタイプAのSIMは影響を受けない。

 IIJでは、現在使用中の端末がFOMAプラスエリアに対応しているかなどを確認するとともに、FOMA完全終了までに4Gや5Gスマートフォンへの移行を促している。