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総務大臣会見を自動で文字起こし、フェアリーデバイセズとNICTが開発

 フェアリーデバイセズと国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、音声認識技術による総務大臣会見文字起こしの自動化のためのプラットフォームをリリースしたことを発表した。

 本プラットフォームは、フェアリーデバイセズが2013年から開発している音声処理クラウドプラットフォーム「mimi」と、NICTの音声認識エンジンを組み合わせたもの。

 録音した音声データを「mimi」を介してNICT音声認識エンジンでテキスト化することで、大臣会見を自動で文字起こしする。

 今回の方法は、従来の文字起こしにおいて課題となっている、「録音したデータを手作業で文字起こし」「人間による確認修正」といった手間やヒューマンエラーの発生をなくすことができるという。

 フェアリーデバイセズとNICTは今後、音声認識の精度向上やUIツールの機能改善とともに、他省庁も含む記者会見の文字起こし自動化への展開を目指していくという。