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携帯3社、宮崎県えびの市に臨時ショップを開設へ――過疎化や高齢化に対する取り組み

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯電話キャリア3社は、8月10日以降、宮崎県えびの市に「携帯電話臨時ショップ」を開設する。携帯電話の販売代理店がない同市で、新規契約や機種変更などをサポートする。

臨時ショップ開設場所となるJR吉都線えびの駅

えびの市の状況

 えびの市は、宮崎県・鹿児島県・熊本県の3県の境界に位置している。2021年6月1日時点での人口は、約1万7500人。

 同市には携帯電話の販売代理店が存在せず、近隣の小林市や人吉市の店舗に行くには、自動車で往復1時間以上かかるという。そのため、特に高齢者や障害者にとって、スマートフォンに関する相談などがしづらい状況になっていた。

 そこで、えびの市とキャリア3社が連携し、「SDGs(持続可能な開発目標)」における「誰一人取り残さない」の基本理念のもと、臨時ショップを開設・運営していく。

臨時ショップ開設の概要

 臨時ショップは8月10日以降、JR吉都線えびの駅に開設される予定。

 その後は、毎月10日~翌月9日までの期間、各キャリアが1カ月につき連続した平日2日間でショップを開設する。持ち回り制による単独の開設で、複数のキャリアが同日に開設することはない。

 開設時間は、原則として10時~16時まで。新規契約や機種変更サポートのほか、端末の操作に関する相談なども受け付ける。