宿泊施設向けスマートチェックインサービス「aiPass」にクレカ決済機能

　デジタルガレージの子会社である、DGフィナンシャルテクノロジー（DGFT、旧社名：ベリトランス）は、CUICIN（クイッキン）の宿泊施設向けスマートオペレーションサービス「aiPass」に、クレジットカード決済サービスと共通ID機能「PayNowID」を提供することを発表した。

　「aiPass」は、非接触型のスマートチェックイン機能をベースに、宿泊施設で必要な各種プラグイン機能をカスタマイズして利用できる、宿泊施設向けのオペレーションシステム。今回搭載したクレジットカード決済機能により、宿泊者は「aiPass」へ事前にカード情報を登録しておくことで、チェックアウト時に滞在中の支払いをまとめて精算できるようになる。

　新機能が追加されることで、事前にクレジットカード情報を登録しておけば、宿泊するユーザーは、スマートフォンひとつで、チェックイン～支払い～チェックアウトまで、非対面かつ非接触で利用できるようになる。また、宿泊施設では、フロント業務の効率化が期待でき、予約システムの改修も不要で、自動精算機の導入や運用にかかるコストの削減を見込めるという。

　「PayNowID」は、会員IDを複数サービスで共用可能な共有IDとしてカード情報を紐づけ管理する機能。本機能により宿泊者は、初回登録以降カード情報を入力することなく支払いができる（ワンクリック決済）ほか、多店舗展開する宿泊施設などでは、複数店舗を横断して会員IDを利用することができる。

　「PayNowID」は、ECサイトやオンラインサービスのほか、多数の事業者にサービスを提供するプラットフォーマーや、自治体の地域活性化施策として、地域の飲食店や店舗、宿泊施設を横断して利用できるキャッシュレスサービスなどにも活用されているという。