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3カ月間で5G契約数は466万件増の545万件、総務省が契約数やシェア公表

 総務省は3月19日、2020年12月末時点での携帯電話をはじめとする電気通信サービスの契約数データを公表した。5G契約数は545万件となり、3カ月間で466万件増(前期比約6.9倍)となった。LTE契約数は減少に転じた。

5G契約者は3カ月で466万件増

移動系通信の契約数の推移

 公表データによると、携帯電話の契約数は1億9113万件で、前期比1.0%増、前年同期比4.6%増となった。

3G・LTE・5G・PHS・BWAの契約者数推移

 このうち、LTE(3.9G、4G)の契約数は1億5793万件で、5Gの契約数は545万件。5Gの契約数は前期比466万件増となり、これまで増加傾向だったLTE契約者は減少に転じた。

 PHSの契約数は109万件で、前年同期比38.0%の減少となった。BWAの契約数は7438万件で、前年同期比6.5%の増加となった。

楽天モバイルのシェアは0.8%に

移動系通信の契約数における事業者別シェアの推移

 移動系通信の契約数における事業者別シェアは、NTTドコモが36.9%、KDDIが27.4%、ソフトバンクが21.4%、楽天モバイルが0.8%、MVNOが13.4%。各社のシェア変動は前期比、前年同期比ともに1ポイント未満と、大きな変化は見られなかった。

MVNOのシェアトップは楽天モバイルからIIJに

MVNOサービスの契約数の推移

 MVNOサービスの契約数は2586万件で、前期比1.0%増、前年同期比8.0%増となった。

 契約数が3万件以上のMVNOサービスの区分別契約数は、SIMカード型が1604万件、通信モジュールが731万件。

SIMカード型の契約数シェア推移

 SIMカード型の契約数シェアは、インターネットイニシアティブ(IIJ)が14.4%、楽天モバイルが13.7%、NTTコミュニケーションズが11.3%、オプテージが8.7%、LINEモバイルが6.7%。IIJと楽天モバイルの順位が入れ替わり、IIJが首位となった。

 MNOから直接回線を借り受ける一次MVNOサービスの事業者数は641(前期比33増、前年同期比49増)、二次以降のMVNOサービスの事業者数は835(前期比7減、前年同期比47増)となっている。