ニュース

交通手段の利用調査をスマホアプリで、あいおいニッセイ同和損保とJR東日本が実証実験

モニター参加者にはリワード(JRE POINT)を付与

 あいおいニッセイ同和損害保険とJR東日本は、「交通手段を自動で判別し収集する」、Connect IQ Labs(Miles)製スマートフォンアプリの実証実験と取得データの検証を2月から実施する。

 実証実験では、2月から約2カ月間、事前に同意を得たモニターに、国内向け実証実験用アプリ「JREAD(ジェイリード)」をダウンロードしてもらい、ユーザーのモビリティ関連データを収集する。モニターのユーザーには、利用状況に応じて、リワード(特典)としてJRE POINTを付与して、ユーザーに付加価値を提供する。

アプリイメージ

 また、実験で得られたモビリティ関連データを活用し、コロナ禍での新たな生活様式におけるユーザーの移動手段や範囲などを分析、分類するほか、リワード(JRE POINT)付与による行動変容との相関関係を検証する。

 加えて、モニターへのアンケートを行い、同取り組みの社会的受容性を確認する。

取り組みのイメージ

 あいおいニッセイ同和損保とJR東日本は、「スマートフォンを介して得られる位置情報から移動手段を自動的に判別し、移動に伴うリワードを提供するアプリ」の国内導入を目指し、開発と実用化に向けた検討を進めてきたという。

 両社は、同実験で収集したモビリティ関連データの分析と活用で、ユーザーの利便性、プライバシーに配慮しつつ地方自治体や企業などのニーズを踏まえたサービスを検討するとともに、より快適なまちづくりに貢献していく。