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【今日は何の日?】やわらかケータイ「Lechiffon」発売、外装に合皮を採用
2021年2月4日 06:00
2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。
今から16年前の2005年2月4日、NTTドコモはパナソニック モバイルコミュニケーションズ製のmova端末「Lechiffon」(ルシフォン)を発売しました。
Lechiffonは、外装カバーに合成皮革素材を採用し、やわらかい手触りが特徴の折りたたみ型端末。発表は、後世に名を残す印象的な端末「premini-S」「prosolid」「Music PORTER」と同時に行われました。
同機種はかわいさを追求したモデルで、カメラ周辺にはハート形やクローバー形などボディカラーによって異なる装飾が施され、10代~20代前半の女性をターゲットとしていました。
特徴的なデザインに加え、端末の作りも一般的な携帯電話とは大きく異なります。折り曲げ部分にはヒンジ(ちょうつがい)を使わずジャバラ機構を採用し、折りたたんだ状態を保持させるにはマグネットホックを用いる必要があり、まるで財布やカバンのよう。
端末の型番はP253iSで、基本的なスペックはベースとなったmova端末「P253i」と同じく、有効画素数31万画素のCMOSカメラや約1.9インチ(132×176ピクセル)のTFT液晶を搭載。ボディカラーはローズ、ブラン、ブルーの3色で、先述のとおり、カメラ周辺にはボディカラーによって異なる装飾が施されていました。
コンセプトモデルは一般的な携帯電話とはデザインが大きく異なることが多く、どんな機種であっても、登場時はかなりワクワクさせられるものでした。近年は冒険したモデルがあまり登場せず残念なところではありますが、やはり発売しても採算が取れないのか、少し仕方がない気もします。