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「docomo Open House 2021」、6Gなど次世代通信を支える技術を紹介

取り組みの分類(「docomo Open House 2021」展示サイトより)

 NTTドコモが2月6日までオンラインで開催している展示会「docomo Open House 2021」で、パートナー企業と協創を進めている無線通信技術を紹介している。

 「5Gevolution&6Gに向けて」と題した展示では、5Gの次世代通信を支えるさまざまな無線通信技術を紹介している。

 たとえば、高周波数帯の電波を使う5Gや6Gの電波を“つまんだ場所から電波を放射する伝送路(ケーブル)”を活用し、柔軟に通信エリアを設計できる「つまむアンテナ」技術や、JR東日本の高速走行試験車輌「ALFA-X」を利用した高速走行中(360km/h)の5G通信実験などを取り上げている。

つまむアンテナ技術とALFA-Xでの実験(「docomo Open House 2021」展示サイトより)

 展示では、このほか「空間領域の分散ネットワーク高度化技術」や「非陸上を含めたカバレッジ拡張技術」、「周波数領域のさらなる広帯域化および周波数利用の高度化技術」など無線技術を8つに分類し、主な技術を紹介している。

 また、同展示ではこれらの技術で“なにができるのか”も説明している。たとえば、先述したつまむアンテナ技術では遮蔽物の多い環境でのエリア展開が、「ALFA-X」の実験では、高速移動体の伝送が可能となり、「カバレッジ拡張」につながる。このほか、「産業利用」や「未来のネットワーク」、「テラヘルツ帯の開拓」のあわせて4つのテーマに分けて取り組みを展示している。

カバレッジ拡張(「docomo Open House 2021」展示サイトより)