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ソニー「CES 2021」のプレスイベント、最新コンテンツ制作環境を紹介
2021年1月12日 09:32
ソニーは、オンラインで開催されている米国の家電見本市「CES 2021」において、デジタルプレスイベントを配信し、最新機器やコンテンツを紹介した。Xperiaシリーズなど、スマートフォン関連の製品は発表されなかった。
ソニー会長兼社長CEOの吉田 憲一郎氏からは、ソニーの一眼カメラ「αシリーズ」を搭載したドローン「Airpeak」を発表。リモートで上空から壮大な映像を撮影できる。また、空を超えて宇宙から撮影できるようにすることで、よりダイナミックな映像を撮影できる。
ソニーイノベーションスタジオのEVP兼ゼネラルマネージャー、ソニー・ピクチャーズのEVP兼CEOのビル・バグラー氏からは、ロサンゼルスのソニーイノベーションスタジオの最新の取り組みを紹介。「Atom View」は、ポイントクラウド技術を活用し、リアルを詳細にキャプチャーし、ゲームエンジンに組み込む。アセットを映し出したLEDウォールやグリーンバック環境で撮影することで、現実で撮影しているかのようなリアルな映像を撮影できる。
また、「360 Virtual Mixing Environment」は、東京のR&D部門のエンジニアと共同で開発。サウンドのプロが、スタジオに出向かなくても自宅などで環境を構築できる。5.1chや7.1ch、Dolby Atmosのスピーカー構成を自宅でモニタリングできる。
ソニーのテレビ「BRAVIA」シリーズの新製品では、XRプロセッサーが搭載されており、高精細高画質でコンテンツを体験できる。また、XRシリーズ専用の動画サービス「BRAVIA CORE」では、ソニー・ピクチャーズの作品を、4KのUHDブルーレイディスクと同程度の高画質ストリーミング映像で楽しめる。
ソニー・ミュージックは、ソニーの最新テクノロジーやプラットフォームを組み合わせたマディソン・ビアーのデモンストレーションをCES 2021向けに公開。ベライゾンとソニーイマーシブミュージックスタジオが共同で制作したデモンストレーションで、PlayStation VRなどで公開する。
また、立体的な音場を実現する「360 Reality Audio」を活用したコンテンツをCES 2021に合わせて配信開始した。ザラ・ラーソンによる、ライブ映像と音を組み合わせた臨場感あるコンテンツに仕上がっている。
【修正・追記 2021/01/12 15:28】
「BRAVIA CORE」に関する内容を修正、追記しました。
マディソン・ビアーとザラ・ラーソンの配信コンテンツに関して、一部修正と追記をしました。