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総務省が「公正競争確保の在り方に関する検討会議」開催

NTTによるNTTドコモ完全子会社化などが背景

 総務省は、電気通信市場における公正競争の確保などの観点から検討を行う目的で、「公正競争確保の在り方に関する検討会議」を開催する。第1回会合を12月3日に開催し、以降順次開催する。

総務省が「公正競争確保の在り方に関する検討会議」を開催

武田良太総務大臣のコメント

  武田良太総務大臣は「先日、NTTによるNTTドコモの完全子会社化を目的とした株式公開買付が成立した。また、NTTでは今後、NTTコミュニケーションズを含むグループ会社との連携強化について検討していくとしている。一方、NTTドコモの完全子会社化などについては競争事業者から、公正競争上の懸念が示されているものと認識している。

 公社の独占事業であった電気通信事業を民営化し、競争原理の導入を図るために昭和60年に通信自由化を行った。その後も市場の環境変化を踏まえつつ類似の電気通信事業法改正などにより、電気通信市場における公正競争の確保のための制度整備を図ってきている。

 これらの状況や情報通信産業における環境変化等を踏まえ、今般電気通信市場における公正競争の確保の観点から必要な方策について検討を行うために、本検討会議を開催することにした」と、会議の意図を説明した。